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私はその瞬間どうなったのか見極めることが出来なかった。
そのまま2人は走り続け…
私は隣に走りこんで来たレオン君が無傷なのを見て胸を撫でおろす
「レオン君…」
「走るぞ」
「えっ？」
レオン君は短く言うと私の手を取って走り出す、そして走りながら説明してくれる
「俺とあいつでは勝負がつかない、あいつが手傷を負った今の内に逃げるんだ…あいつの他にもあいつと同じくらいの力を持ったやつが近くにいるのを感じる」
そういわれてはっとする…捜査してみると確かにこの近くに「ギール」「レイ」など他の管理ＡＩ達の反応を確認した。でもなぜレオン君が…？
疑問が顔に出ていたのかレオン君が安心させるように話掛けて来る
「大丈夫、念のためだ、多分追いついて来られないだろう」
「…うん、ごめんね」
これも正論、彼らのいる場所とここまではここまでは離れている。しかし彼はプレイヤーの抵抗にあっているらしい…でもレオン君は何でそこまで…？
端末も無しで、しかも管理ＡＩ以上の権限が無いと閲覧するできないような情報を…？
まあそんなことはいい、今はとりあえず走る…
「何で謝るかな…」
彼が笑いながら言ってくれるのを心地よく感じながら…
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