七色ライン

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『へぇ~じゃあ坊やは空の子なんだね』 少年は柔らかく微笑むおばあさんをじっと見つめていました。 『坊や空が灰色なのはね人の心に迷いや焦り悩みがあるからなんだ』 少年はじっと見つめています。 そしておばあさんは 話を続けました。 『この街も昔は綺麗なそれは綺麗な青空だった。 だけどね、この街は他の街の進んだ文化に焦りを感じてしまったんだ。 そして綺麗な街が曇ってしまった。 何で人は焦るんだろうね? 進んだ先に何があるかも分かりゃしないのにね‥』 おばあさんはそこで区切ると遠くをみて呟きました。
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