0人が本棚に入れています
本棚に追加
『へぇ~じゃあ坊やは空の子なんだね』
少年は柔らかく微笑むおばあさんをじっと見つめていました。
『坊や空が灰色なのはね人の心に迷いや焦り悩みがあるからなんだ』
少年はじっと見つめています。
そしておばあさんは
話を続けました。
『この街も昔は綺麗なそれは綺麗な青空だった。
だけどね、この街は他の街の進んだ文化に焦りを感じてしまったんだ。
そして綺麗な街が曇ってしまった。
何で人は焦るんだろうね?
進んだ先に何があるかも分かりゃしないのにね‥』
おばあさんはそこで区切ると遠くをみて呟きました。
最初のコメントを投稿しよう!