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いつからなんだろう?
私が海斗を好きになったのは。
「なーにぼーっと海斗の方見てんの!!」
気がつくとそこには親友の舞(マイ)の姿。
さらさらの肩までの髪をなびかせ、
仁王立ちで立っていた。
「み…見てない!!外の景色を見てたの!!」
ゔ…
苦しい言い訳……。
「ふぅーん?」
舞はニヤニヤしながら
予鈴が鳴りそうだから、と
自分のクラスに戻っていった。
今の会話…聞かれてないといいな。
私はちらりと海斗を見る。
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