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ナカナオリ
スピーカーから零れる君の声
“仲直りしたいの”
ずっと聞きたかった君の声は
“ダメかな?”
嬉しい知らせを届けてくれた
“いいよ、断る理由もない”
平静ぶった僕の声
“言い過ぎたと思ってたし”
友達≦(イジョウダケド)恋人同士≠(デハナイ)僕ら
ナカナオリは友情の象徴(シルシ)?
“好き”が行き場をなくして
欲望に火をつける
もう一度、君を手にしたい
“抱かせてくれ”
もう一度、君に愛されたい
“好きと言ってくれ”
もう一度、君の隣に…
“絶対がほしいんだ”
“遊びに行こう”
現れた背の高い影
“私の×××だよ”
聞き取れない言葉
“今度は4人で来よう”
勇気と分別がなかった僕が
作ったシナリオ
僕∈(ハ)友達
ナカナオリは
君が男の僕を忘れた
証拠だった
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