朝の教室

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始業のチャイムが鳴る。 それと同時、担任が教室に入ってきた。 挨拶もせずに出席を取り始める。 「櫂」 同じ列のふたつ前に座る友達の一馬が騒がしい教室、振り向いた。 頬杖を付いたまま視線だけ向ける。 その視線が鋭かったので一馬は何も言わず前に戻った。 櫂は弄っていた携帯に視線を戻す。 着うたのサイトに登録した後やたらと迷惑メールが届くようになった。
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