母の手…

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
僕は、いろんな母の手を知っている。 悲しい時の手、嬉しい時の手、楽しい時の手、悩んでいる時の手、とてもたくさん知っている。 でも、僕がねむっている間ずっと握っていてくれた手は、母のどの手でもなかった。 僕は、目が覚めてまぶたを開けた。するとそこは、とてもまぶしかった。目が痛くなる程まぶしかった。すると、横でとても驚いた顔で僕の手を握ってくれている叔母がいた。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!