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「うわぁ~!久しぶりだ!」
梅田駅を降りた僕は、2年前見た景色と変わっていない事に、少し安心した。
都会はすぐに変わってしまうので、思い出の店、思い出の場所が無くなってしまう時がある。
そんな不安はあったが、前と変わらぬ景色に安堵した。
「懐かしいな…」
僕はあの日のデートコースを1人歩き、懐かしんでいた。
「あっ!あのたこ焼き屋。知香が無理矢理1口で食べさせたんだよな~」
あの日の幻影が写し出される…
その後も僕は、大阪城、お好み焼き屋、道頓堀、ビジネスホテルを歩いて回り、そして倒れた場所へたどり着き、立ち止まった。
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