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ベルジュが目を覚ますと、そこには一人の少女がいた。カールされた金髪に琥珀色の狼のような耳が生えている。
「っ!?」
ドレスを身に纏っているが、お尻の部分には明らかに狼のような尻尾がある。ベルジュは自分の目を疑った。
「今日の餌は貴方ですのよ」
少女はそう言うと、ベルジュの右肩を食いちぎった。ベルジュは悲鳴を上げる。それと共に昨夜依頼してきた村人がいる事に気付いた。
「私に騙されてのこのこと塔の中に入るなんて愚かですね」
村人がせせら笑う姿を見、ベルジュは憤りを感じたが、いつの間にか四肢がなくっていた。
「美味ですことよ」
少女に食べられたようだ。その後、肉の食いちぎられる音はベルジュという存在がなくなるまで続いた。
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