依頼

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「息子を助けてくれ!」 昨夜、ベルジュの元に訪れた貧相な服装の白い髭を伸ばした男は塔に入った息子が帰って来ない事を心配し、退治屋を営んでいるベルジュに依頼しに来たようだ。 普通の人間なら、こんな依頼は引き受けないが、生憎ベルジュはここ何日間か物を食べていない為、先払いという条件で引き受けてしまった。 この行為を彼は後悔したが、後悔先に立たず、という事だ。
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