第壱章

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霊夢があの古びた懐中時計を拾って二日。 その日も霊夢はお煎餅片手お茶片手にのんびりと過ごしていた。 「やっぱりこう暖かい日にはのんびりお茶でも飲みながら過ごすのが一番ねぇ…」 お昼の博麗神社に居るのは霊夢だけだった。 霊夢はふといつも遊びに来る小生意気な魔女を思い出し、辺りを見回した。 「そういえば魔理沙が居ないわね…いつもこの時間帯になると遊びにくるんだけど」 しかし探そうとしないところが流石修行嫌いな巫女である。まぁいいやと息をつくと霊夢はお茶を啜って-- 「霊夢っ!!!! 朗報だぜっ!!」 --啜れなかった。
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