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階段の下の小さな自転車置き場に二人の影が見える
「おはよ！」
大和が爽やかに挨拶をする
「何、爽やかに遅刻してんだよ！置いてくぞ！」
オレンジ色の坊主頭が原チャにまたがり大和を睨む
「わりぃ、山本」
このちょっとご機嫌ななめな元気のよさそうな兄ちゃんが、山本
年は一つ上になるが、同じ大学の二年生
実は元ヤンだったりする
「大和君、早く乗りよ？」
おだんご頭の小柄な女の子が自転車を押しながらこちらへ来る
「ああ、乗る乗る。わりぃ、田中」
このホンワカほのぼの系に見える女の子は田中
コイツも同じ大学の二年生
実はコイツも地球人じゃなかったりする
まぁ、そのうちわかる
「よし、行くか！田中、捕まれ！」
大和は田中を乗せて勢いよく自転車をこぎはじめた
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