浅井 亮

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『‥じゃあ 誰にも話さないって約束で』 そう言って心優ちゃんは話始めた 『私 中学3年生の時、襲われたんです 好きでもない、クラスメートに。 昼休みに呼び出されて 倉庫に連れ込まれて‥ 間一髪で逃げたけど。 学校に行くのが怖かった だけど毎日頑張った そんな私を見た男の子は怒って 私は汚い女だって みんなに言いふらしたんです ‥それから男嫌いになった』 そんな過去‥ 麗花と同じやな‥ 心優ちゃんは涙ひとつ見せない 「心優ちゃん 泣いていいんよ」 心優ちゃんは 大きな瞳を更に大きく見開いた .
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