古屋 秀

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いちいちむかつく、この女 村瀬は無言で俺の横を通り過ぎようとする その瞬間俺は村瀬の手首をつかんだ 村瀬は驚いたようすで俺を見る 「やるよ、これ」 俺はやっと出た声で、そう言った いちごミルクを村瀬の目の前に差し出す 村瀬は少し笑顔になる 「だから‥」 『ありがとうっ! 今買いに行こうと思ってたの! 』 そう言って村瀬は俺の手からいちごミルクを奪い テレビの前に座り込んだ .
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