平野 蓮

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男だらけの学校で 一人で寝るなんて無防備過ぎにも程がある 「心優ちゃん‥?」 俺はそっと心優ちゃんに歩み寄った 少し机と椅子が当たった音が聞こえた その瞬間心優ちゃんの体が大きく揺れた 『ん‥ だれ‥?』 心優ちゃんはこちらを見て目を大きく見開いた 目が覚めたようだ 『‥っ!? もうこんなに暗く‥! で、でないと‥!』 今は夕方の7時 そりゃまだこの季節は日が暮れるのが早いからね‥ 心優ちゃんは焦って立ち上がり 教室から出ようとした .
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