6860人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は適当にそこらへんにあった椅子に腰を下ろした
そして心優ちゃんにこう切り出した
「心優ちゃんはさ
好きな人とかいないの?」
心優ちゃんは教室の隅の方で小さく蹲っていた
だけど俺が話しかけると
静かに立ち上がって俺の隣の席に座った
そして大きな瞳で俺を見つめた
なんで見つめんの?
『‥先輩は?』
心優ちゃんは突然質問を返してきた
その間も大きな瞳はそらすことなく俺を捉えている
.
最初のコメントを投稿しよう!