天敵

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  "いま、キスしたよな" "うん、した" "生チューだ!" 玄関にいる、私たちの様子を見ていた男たちは口々にそう言った。 キス…生ちゅー……。 まだ感触が消えない唇を触りながらつぶやく。 「……き…す?」 すると男は不敵な笑みをうかべて 、 『ごちそーさま』 と、一言。 「…ふっざけんなあぁあぁあああぁあああ!!!!!!!!」 気が付けば私は赤髪の男を発狂しながら思いっきり殴り飛ばしていた。 .
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