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もちろん発狂した私の声は静かな校舎に響いて、それにはさすがに今まで黙っていた女の人もびびった様子。
『ちょっ―、っ、なんなのよこの女!』
そう言って、服を乱暴に羽織って教室からでていった。
わ、私もはやく、
『おい』
教室からでていこうと体を動かしたとき、背後から地鳴りのように低い声が聞こえて。
はっとして、振り向くとそこには、
鬼の形相をした、………………いや、鬼がいた。
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