ゲーム開始

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  「くっ………ぷふ…」 私はこみあげる笑いに耐えていた。 それを見た上原先輩の頬は、みるみるうちに真っ赤になっていった。 『……な…っ』 上原先輩は笑っている私を凍りついた目で睨みつけた。 ……まあ、怒るのも仕方ないか。 私は鞄を探って、やっと見つけた 手触りのものを取り出して、床に座り込んでいる上原先輩の前に静かにおいた。 「どうぞ。 鼻真っ赤ですよ? 良かったらつかってください」  
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