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『は――…。 あんた男嫌いなんだろ? なに? 襲われたことでもあるわけ?』 古屋秀は、少しの戸惑いも見せずにそう言った。 "襲われた" その言葉に私は恐怖心を抱いた。 「……っそんなこと… あんたには関係ない…っ…!」 『…じゃあなに? 男嫌いになる理由は?』 理由…? その瞬間、私の頭の中にあの日の出来事が 生々しく映し出された 「…理由…なんて、ない…」 『…男嫌いとか言ってるけど、 本当は男好きなんじゃねえの? だからこの学園にも入ったんだろ?』 古屋秀は髪の毛をかくように触って、私に冷たい視線をおとした。 男好き…? .
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