橘 信也

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俺は静かに腰を下ろし、畳に寝転んだ。 そして目を瞑った瞬間、女の声が聞こえた。 『…っや…』 俺は静かに扉を開けた。 すると野郎が女にさかっていた。 女の顔は見えなかったが。 頭には小さなリボンをつけている。 必死に抵抗していて、その度に リボンがかちかちと床にあたっている。 俺は睡眠を邪魔されたことに無性に腹が立った。 すると女は泣き出したようだった。 『いや…っ…やだぁ…』 襲ってんのか。 最低な野郎だな。 .
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