橘 信也

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俺は女の頭に手をのせた。 すると女は顔をあげた。 俺は自己紹介をして 「守ってやるよ」 と一言呟いた。 それを聞いた女は一度驚いた顔をした。 だけどすぐに顔を赤らめながら笑顔になった…。 それは初めて見せた笑顔。 純粋で、まっすぐに向けた俺への笑顔 少し赤らめた頬が可愛かった 本当に守ってやりたいと心から思った。 …本当に心から。 俺はこいつに一目惚れ、しちまったみたいだ。 啓太が一番、厄介、だな――――… .
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