石田 啓太

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女は俺を見つめて驚きを隠しきれていない 今までの女と同じ反応。 すぐに顔を赤らめて、もじもじとぶりっこしやがる だけどこの女は違った 『だだだだ男子ぃっ!?』 俺は男だよ わりいか 「うっせーな…。お前は猿か?」 そう言うと女は 『い…っいきなり失礼ですよっ!』 とか言いながら睨んできた 今にも泣き出しそうな目で。 おもしれー女 「何睨んでんの?喧嘩うってんのか?」 俺が少し上から見下げるように睨むと 女の顔は蒼白していった 『ひ………っ! 大体、女子校になんでいるんですか…? 好きな女の子でも待ち伏せしてるんじゃ………』 俺はさっきより思いっきり女を睨んだ 何言ってんだこいつ。 ここは女子校じゃねえっつの。 『…てめえ何言ってんだ。この学園は…』 「しししし失礼しますっ!」 女は俺様の言葉を遮り逃げていきやがった .
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