おかしなルームシェア

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『あっもうこんな時間だ。 って電車ないじゃん。 タクシー呼べる?』 俺が言った つい皆時間を忘れて盛り上がってしまった。 『ヨウさん泊まって行ってよ。 なんならしばらく居て下さいよ家に。』カズが言った。 『ヨウ君さぁ~またしばらく仕事休みなんでしょ。 なんなら皆でこの部屋でルームシェアしない? きっと楽しいよ。ルールはね、 たまに家に帰ってもかならず夜はこの部屋に帰ってくること。 ご飯は当番制。 生活費はある人が皆を養う。 眠くなっても先に寝ない。 寝るときは皆一緒の時間ね。 あっあと大人な関係はなし。』 やすかの提案だった。 『楽しくなりそう。俺は全然いいよ。そうしようよヨウさん。 でさぁ~やすかここの家賃はどうするの?』カズが言った。 『当然家賃は… カズあんたが借りてるんだからカズ持ちに決まってるじゃん。光熱費もあんた出しなさい!』 強引なやすか 『まぁ~いいかぁとりあえず。わかりましたやすか様。』 カズは人が良すぎた。 『イズもいいよね? どうせ彼氏もあんたほったらかしであまり一緒に家にもいないんだからさぁ。猫と毎日居てもつまらないでしょ。』 やすかが立ち上がって言った 『ふぁぃ。。楽しそう。。 イニャ~』酔ってるのか、この二人に話しても決定なのがわかってるのか、 イズは床に寝そべって今にも寝そうになりながら答えた。 『あっコラ!!イズ寝るな。 ルール忘れたのかぁ。』 カズがイズを揺らす 『おやちゅみぃ。。』 吸い込まれるようにイズはそのまま眠った 『よしゃじゃぁ今日は解散! あたしは明日デートだから夜中に来るよ。 全員逃げないで居るように~では帰ります。』 と言い残すとやすかはさっさっと部屋を出て帰っていった。 『あっやすか逃げるのかぁ待て~』 カズはやすかを追って部屋を出た。 飲み散らかした部屋に 俺とその場で寝ているイズと二人きり俺はそっと毛布をかけてあげた。 『ヨウありがちょフニャ』 イズは小さな声で答えた。 イズの寝顔はとても可愛かった 『ダメだ逃げられた』しばらくしてカズが戻ってきた。 『ヨウさん大丈夫ですか? さっきの内容で。』 川の字に三人ならんで寝る用意をした。 イズと俺とカズ、 俺は真ん中に横になった。 『じゃあこれからよろしくです。お休みなさい』 カズが部屋のあかりを消す。 俺はしばらく仕事の予定がなかったし、マリエと別れてからお金にも余裕があったから、しばらくこの生活をしてみることにした。
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