金と時間と恋愛観

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携帯が鳴る 相手は誰だかわかってる 『ねぇ~ねぇ~どこにいるのよぉ~?』 マリナだ この電話の数ヵ月前まで俺は彼女と同棲していた 年上の彼女は俺が横浜の仕事でホテル暮らししている時に友達の紹介で知り合った 当初マリエは美容部員とランジェリーパブで働いていた 『ねぇ~ヨウ☆ あたし仕事辞めちゃった~ 今度六本木のエステで働くよ~ ねぇねぇ~今から会わない?』 彼女が俺に会いたい理由は わかっていた 『今池袋にいるからねぇ~』 そんなマリエの呼び出しに 池袋に向かった
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