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「聞いた話しだけど、最近戦艦、空母用のドックを作ったらしいよ」
一体どこで聞いたのか、菅野が言う。
「俺は第ニ艦隊が寄港してるって聞いたぞ?」
岩本も一体どこで聞いたのか笹井が知らない事をよく知っている。
「第二艦隊か…」
「どうかした?」
若干暗くなった笹井を菅野は心配に思うが。
「いや、なんでもない…格納庫に行ってくるは」
と言って、笹井は部屋を出ていった。
「どうしたんでしょう?」
「さ~?」
翌日、早朝。
第七艦隊はアルマギルスに向け巡航22ノットで航行中。
ソリテュード甲板では笹井、岩本、菅野が自分の機体を軽く整備していた。
「俺の機体は異常無しだ、お前らは?」
岩本が操縦席からひょこっと出てきて二人に聞く。
「私も異常ないです」
菅野も大丈夫、笹井は…。
「あれ?オイルの配管が緩んでるな…整備兵!レンチくれや」
若干な異常、だが直ぐに自分の手で直した。
「笹井さん、一応整備長に見て貰いますね」
「ああ、そうしてくれ」
万が一何かあったら大変なので機械の匠、整備長に見て貰う事に。
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