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図書室を出た俺と雄介は、そのまま学校を出て帰路に着いていた。
『今日も一日楽しかったなぁー♪』
伸びをしながら雄介は俺を見た。
『まぁな~少し疲れたけど…。』
本当…毎日②こんなテンションの奴と居たら、そのうち頭がおかしくなると確実に思う。
でもその反面、雄介が居ないとつまらないんだよな。
家が近付いて来た頃、雄介が呟いた。
『あの娘…彼氏居たな…。』
急に雄介がぼやくのが聞こえた。
『まぁな…なんだ雄介?お前、もしかして…♪(笑)』
『ちげぇょ…。大輔、お前の為に頑張ってクラスとか調べたんだろ?
正直、お前は早く彼女を作った方が良いと思うぞ?』
『はぁ?別に彼女とか要らないし!』
『そーやって見栄張ってると青春の神様が逃げちゃうぜ?』
『青春の神様ってなんだょ…?』
『いや…まぁお前が要らないって言うなら良いんだけどな。
んじゃ♪また明日な!』
そういって雄介は走り去った。
確かに彼女は欲しいんだけど、きっかけが無いんだよ…。
そんな事を心の中で呟いて家に入るのであった。
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