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「あ、あの…これ使って下さい!」
オレにタオルを差し出す女…
それが全ての始まりだった。
ドキドキした様子で一歩一歩近づいて来る。
「サンキュー!」
笑顔でタオルを受け取るオレ
そして、うつむきながらも涙目で喜ぶ女
まっ!? ルックスはいいから
女に不自由はした事がない
オレに落ちない女はいね~だろう
オレの予想通り…
耳から頬をなで引き寄せ
唇が触れるギリギリでストップ
そして一言
「悪りー! オレの女じゃないのにキスしたら
マズイよな!
女って好きな男としたいもんだろ!
そーゆの。
なんか、その場の空気でって…
悪るかったな」
で、トドメの一撃
頭を軽くポンポンっと
コイツも落ちて、オレの女になった。
そしてまた
こうなるとは…
(何でオレが!!)
何度も思った。
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