涼宮ハルヒの教授

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そんなことを考えながら、俺は部活へと向かった。 コンコン 部室のドアをノックする。朝比奈さんのお着替えタイムに遭遇する可能性があるからな。 それ自体は喜ぶべきことだか、俺の良心が許さない。だいたいハルヒに見られたらいったいどうなる事やら考えたくもないね。 「は~い。どうぞ~」 ちゃんとその声を確認してから部室に入るのは朝比奈さんと長門。 いつもこんな感じだ。 しかしハルヒの奴はどうした? 俺より早く教室を飛び出した気がしたが… どっか寄り道でもしてるのか? 「長門、ハルヒは部室に来なかったか?」 「来てない。」 まるで人形のように、ってまぁいつもの事だがな。 しかし何をやってるんだあいつは バタン 「遅れてすみません。ややホームルームが長引いてしまって。おや?涼宮さんはまだでしたか。珍しいですね。寄り道でもしてるのでしょうか?」 大方そうだろうよ っていうか古泉!お前も念のためノックぐらいしたらどうだ! 朝比奈さんのお着替えタイムに遭遇しちまうぞ 「それはまた嬉しい事じゃないですか」 お前はハルヒにどやされたいのか だいたいモラルがないだろ。 「確かに涼宮さんにどなられるのは遠慮したいですね。何が起きるかわかりませんし」 その方が安全さ 命が惜しいならな。 「次からは気をつけましょう。それよりあなたは大丈夫ですか?もうテスト三日前ですよ。」
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