幸せの破壊

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夕方、私たちはさくらさんのお通夜に出席した。 人は少なかった。 拓人と拓也お兄ちゃんはいろんな人に挨拶をしていた。 大和さんはさくらさんのお父さんとお母さんと話している。 翌日のお葬式も同じだった。 昨日と違うと言えば、愛夏が起きていた。 なので飽きだして私と外で遊んでた。 ふと、火葬場の煙突を見るとが昇っている。 さくらさんがあの中で燃やされているんだ… 「先週までは普通だったのにな。」 横から声がした。 「最後に母さんから聞いた言葉が行ってらっしゃいだぜ? 母さんが行っちまってんじゃねぇか。」 いつの間にか拓人が隣にいた。
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