幸せの破壊

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教室に行くとそこには、くるみの姿があった。 「くるみ~今年も同じクラスになれたね♪」 私が近寄るとくるみは読んでた本から顔をあげて 「愛音!!よかった、愛音とまた同じクラスになれて。 」 と言ってくれた。 -牧野くるみ- 中学1年の時からの親友。 私より全然、背が高くて少し茶色の天パがかった髪を肩くらいまで切ってある。 何でも話せる相手なの。 やっぱり親友と同じクラスって嬉しい☆ くるみが私を手招きして呼ぶ。 「愛音、良かったじゃん。また如月君と同じクラスだね♪」 くるみは私の恋を応援してくれる。 「うん!!」 私は笑顔で頷いた。 学校が終わる。 「愛音~帰るぞ。」 拓人がちょっと不機嫌で私に言う。 その後ろで横山君が
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