並行煩悩

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会場の廊下を歩いていると、向かい側から小学生くらいの男の子がスキップのような足取りでこちらに走ってきた。 「ねぇねぇおじさんおじさん。おじさん。」 「なんだい坊や。」 「僕すっごいこと思いついたんだ。」 「すっごいことってなにかな?よければ教えてくれたらありがたいな。」 少年はよりいっそうに瞳を輝かせて言った。 「じょうしきってすっごい強いんでしょ?それならおじさんもじょうしきに操られてるからちきゅーをぶっ壊すんじゃない?」
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