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どうして？
何で？
感情だけで物を言うような、そんな風に嘆くことなんてとうの昔に頭では答えが出ている。
別に答えなんか求めちゃいない。
頭は分かってる。
心がそれについて来てくれないんだ。
だから質が悪い。
言い方は悪いけど、他人から言われる教科書通りの言葉も、自己満足のようなお説教地味た言葉や慰めの言葉も、そんなの全部分かってる。
分からない程馬鹿でもなければ、被害妄想が激しい訳でもなく、可哀想ぶりたい訳でも自分が特別だと思っている訳でもない。
くだらない。
頭と心は本当に別物だと思うよ。
めんどくさいな。
簡単なはずのことが、言葉にしてしまえば簡単なはずのことが、とてつもなく難しい。
疲れた。
人が怖い。
苦痛でしかない。
会話ってどうやってするんだっけ？
辛い。
虚しい。
本当に仲良くなりたいと思った人は居なくなる。
距離が出来る。
仲良くなんてやっぱりなれない。
本当に話したい人とはもう二度と話せない。
本当に居たい場所には居られない。
変わってしまった場所はやっぱり、時間が経ったことを再確認させるんだ。
あそこにはもうみんな居ない。
あたしも居ない。
分かっていたけれど。
閉まった雨戸。
潰れて民家になった駄菓子屋。
見慣れないお店。
分かってはいたけど。
もうあれから４年経ったのか。
執着？未練？
勘弁してよ。
引っ掛かる。
喉に引っ掛かって取れない、魚の小骨よりもうんと質が悪い。
常に場所を取る。
鬱陶しい。
傷ついている訳ではないのに。
どう表現していいのか分からないけれど、悔しさに似た感情なのかな。
よく分からない。
こんなことを言えばまた、頭では分かっている教科書通りの言葉を並べ立てる人が居るんだろうけれど。
頭ではやっぱり分かってはいるんだけれど。
でもやっぱり引っ掛かっているんだな。
どうしてあたしは生まれてきて、どうしてあたしは死ねずに生きているんだろう。
どちらの親もいらなかったあたしどうして生まれてきたんだろう。
疲れたよ。
毎日が辛い。
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