一章:海上都市と青の大佐

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目を開けばそこは。 見知らぬ世界でした。 「ここどこだよ・・・・。」 私は不機嫌そうに呟き、辺りを見回した。 しかし、見知った建物は一つもなく、やけに白が目立つ家ばかりがあるだけ。 でも私はなんだかそれを知ってる気がした。 まぁ、気のせいだろうが。 暫くぼーとしていると、向こう側から誰かが走ってきた。 青い軍服のような服に、蜜色の髪がよく映える。 顔までは見えないが、そこそこ整っているようだ。 「そこの女を捕らえなさい!」 その人の一声で、鎧を着た人が三人位走ってきて、私を何処かへと引っ張った。 私は眠いので、抵抗しなかった。
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