10人が本棚に入れています
本棚に追加
いいや、違う。
何かが違う。
私にも、解る。
アレはっ…、偽物!!!!
そう思った、そしてすかさず逃げる体制に入る。と思ったが、腰が抜けたっ?!
『オヤァ~、どうしたかのぉ?私を見て、驚きすぎて腰が抜けたのかなぁ??』
「……ッ」
今度は、声が出なくなっていた。
『次は、声が出なくなったかのぉ?では、可哀想だか私の正体を見られたからには、ここで死んでもらおうかのぉ…?』
殺される、今度こそ私の命が終わる時なんだ……。
用務員のおじさんに扮した怪物は、刃をテイラに向けて殺そうとした、その時だった。
--グサッ!!!!
『グフォッ?!!』
偽物を誰かが、刺した。
「大丈夫かっ?!」
その声に、やっと我に帰る。
「誰…?」
そこにいたのは、私と同じ人間だけど、何か私達の違う次元を感じるような人間だった。
最初のコメントを投稿しよう!