第壱話 学校の怪段

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いいや、違う。 何かが違う。 私にも、解る。 アレはっ…、偽物!!!! そう思った、そしてすかさず逃げる体制に入る。と思ったが、腰が抜けたっ?! 『オヤァ~、どうしたかのぉ?私を見て、驚きすぎて腰が抜けたのかなぁ??』 「……ッ」 今度は、声が出なくなっていた。 『次は、声が出なくなったかのぉ?では、可哀想だか私の正体を見られたからには、ここで死んでもらおうかのぉ…?』 殺される、今度こそ私の命が終わる時なんだ……。 用務員のおじさんに扮した怪物は、刃をテイラに向けて殺そうとした、その時だった。 --グサッ!!!! 『グフォッ?!!』 偽物を誰かが、刺した。 「大丈夫かっ?!」 その声に、やっと我に帰る。 「誰…?」 そこにいたのは、私と同じ人間だけど、何か私達の違う次元を感じるような人間だった。
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