第弐話 怪段の謎

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「何してたの?」 「寝てた」 「違うよ、寝る前に何時もの落書き帳に何か書いてたよね?」 「ん?あぁ、ただ落書きしてただけ」 「そうなんだぁ、ところでテイラ」 「何?」 「昨日の夜、学校行った?」 唐突過ぎるような質問だった、テイラは頭を横に振った。 「行くわけないじゃん、第一私はそんなモンを『信じない』って、言ったじゃん」 「そうだっけ?」 テイラは、得意技を喰らわした。 「イラッシャイマウセー♪本日は、どんな用ですかぁ?……カシコマリィマシター(裏声)」 するとテイラは、香代の頭に両手を置き。 髪の毛をワシャワシャにした。 「どうよ?」 「どうよ?って言う話じゃないでしょうがッ!!」 香代は、仕返しにテイラの両頬をつねった。 「イッターぃ、よぉ」 「嘘言ってぇ!!」
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