第弐話 怪段の謎

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更に書くと、コノ人は関西弁混じりの言葉を時々喋る。 「関西弁混じり」で喋る場合、何故か男になる。 (その混じりが、入った時は真面目モードに入っている。と言っても、いい位である) 「で、何でここに来たんですか?」 「それはぁ、勿論アナタに会いに来るためでしょう?」 「絶対に、違うでしょう…(棒読み)」 「ばれちゃった?テヘッ」 『テヘッ』って… 瑛慈は、完全に引いた… 「でも、ここに居るとちゃうのか?」 「…えぇ、一応」 真面目モードが入るのは良いけど、何時も唐突すぎるから少し困る。 零さんは、グラウンドの中央に座った。 「俺はな、ここに降りて来る奴らは、全てを破壊と滅亡を導く。昔から、耳にタコが出来る位聞かされたんや…」 「………」 そして、唐突に立ち上がって… 「だからぁ、ワタシがブッ潰す的な感じなのよぉ」 せっかく、いいとこまで格好良かったのに…。
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