第弐話 怪段の謎

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『ウオォォーーーー!!』 ギルドレイグは、吼えた。 突風が吹いた。 「何だっ?!」 「何が起こるんやっ!?」 『…………』 さっきとは、全然違う奴に見えた。 この姿を見たとき、俺は「争いを好まない」なんて嘘じゃないか、と思った。 「えぇか、瑛慈」 零は、瑛慈の耳元で言った。 「ああいうのは、何が起こるか解らんね。よく見てから、攻撃に行くわょ?」 「ハッ…ハイ」 また、良い所で元に戻るなんて…。 そう思っている暇は無い、ギルドレイグはこちらに来る。 「来るわよっ!!」 ギルドレイグは、二人に突進して来た。 零と瑛慈は、後ろによけて。 一気に、走り出す。 「一気に片付けるわよん!!」 「ハイッ!!」
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