第弐話 怪段の謎

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「じゃあ、私が一緒に寝てあげようかぁ~??」 「遠慮します」 「いやぁ~ん、そのクールぶってる所が可愛うィわぁ~」 もはや、手につけない状態だと判断したので。 瑛慈は、空を見た。 すると、遠くから陽が幽かに見えた。 「じゃあ、僕はこれで…」 「それじゃあね、私のマイボーイフレンドくん!!」 「ボーイフレンドは、止めてくれませんか?」 軽く、キレ気味に言った。 「るん・るん・るん・ららーん♪」 零は、鼻歌を歌いながら自分の帰り道をスキップしていた。 「聞いてないし…」 瑛慈も、零とは反対方向にある我が家の道を辿る。 「あいつの言っていた事は、本当だろうか…?」
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