第参話 転校生、来たり

3/20
前へ
/139ページ
次へ
「よく寝たぁ~」 「何が、よく寝たぁ~。よっ!!」 --バッコーンッ!!!! 香代がいきなり、テイラの頭を叩いた。 「軽くいてーよ!!」 「グッスリ寝てた奴が、よく言うよ…」 香代は、呆れて言った。 「見やがったなー!!?」 テイラは、香代の頭を叩く勢いで、戦闘態勢を整える。 --ガラガラガラッ… 教室の戸を開ける音がした、香代はテイラの攻撃を抑えつつ、そっちを見た。 そこに来たのは、担任の先生だった。 「先生が来たから、私、席に戻るからねー」 「ん~」 香代、他の生徒達は担任が来たので、自分の席に戻った。 「おぉ、お前ら一年なのに、エライなぁ~。他のクラスの奴らは、オマエらとは違ってすぐに机に戻らないからなぁ…」 出ました~、我が学校イチ『ぼやき』が多い事で有名な『大山先生』だぁ(念のために書くけど、私達の担任です)
/139ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加