第参話 転校生、来たり

4/20
前へ
/139ページ
次へ
「グッド・モーニングだなぁ~、生徒諸君!!」 腕を挙げて、元気よく挨拶する。 そういう、ハイテンションなのは『見慣れてる』訳でありまして… ここにいる人達は、ほとんど大山先生の挨拶は『無視』しているんです。 「なんだよぉ~」 大山先生は、口を参の字(?)にして軽くグレた。 「今日から、新しくクラスメイトが一人増えるのにぃ~」 『新しく、クラスメイトが一人増える』と言う事を聞いたら、何故か先生を見る生徒達。 テイラから見れば『単純だ…』としか、言いようがない。 「どんな人なんですか?転校生って??」 誰かが、大山先生に聞いた。 「まぁまぁ、落ち着けって。廊下に待たせてるから」 どうやら、廊下にいるらしい。 「入っていいぞ~」 --ガラガラガラッ… 「失礼します…」 深々と、礼をしちゃって…………えぇーーー?!!!!! テイラは、思わず転校生に指を差してしまった。
/139ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加