第壱話 学校の怪段

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「今のところ、異常な事は無しだよね…」 やっぱり、普段通っている学校でも『夜の学校』はそれなりの『怖さ』というモノがあるんだなぁ…、と改めて実感する。 「いつまでも、ここにいちゃあアレだよね。こういう時に、行動に出なくちゃ…。駄目だよっ!私は強いんだー!!」 「おめぇさん、何してるんだ?」 「あっ……」 学校の用務員のおじさんに見られたよー?! よりによって、こんな時にィー!!! 「えっ、あーっと。こんばんわ…」 「おめーさん、何しにこんな時間に来てるんだ?」 この場合「忘れ物を取りに来た」って言った方が、一番安易な答えだと思ったので…。
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