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「あんたがしっかり彼女管理してないから、こんな事になったんじゃない!」
「しょせん、女同士なんて気持ち悪いだけだったのよ!いいきみね!!」
知らない女が突然部屋に来て、私に怒鳴りだした。
「私の彼氏なのに!」
そして、興奮のあまり泣き出してしまった。
彼女の説明によれば、私の恋人が彼女の彼氏と浮気をしているとの事だった。
別段、驚くべき事ではなかった。
恋人の浮気は薄々感づいていたからだ。
「ねぇ…君の彼氏って、どんな人?かっこいいの?優しい?」
「…………は?」
信じられないといったような顔だった。
が、構わず話を続けた。
「見てみたいな。ね、同じ大学なんでしょ?案内してよ。」
「あんた…どうかしてるんじゃない?」
「そうだね…普通じゃ、ないのかも。」
力無く、笑って見せた。
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