プロローグ

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「俺は何処へ連れて行かれるんだ?」 先程から質問ばかりしている気もするが、回りきらない頭では聞くだけでも精一杯だった。 「裁判所。 アンタはこれから裁かれるのさ、一方的に、ね。」 ・・・。 ・・・ついにやってきてしまった。そう思う。 やはり罪は俺に着せられたのだ。 「そうか・・・。」
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