私の知らない彼

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橋本「…水月クンは……もしかして野球は少し分かるのかな?」 愛「あ…少しだけですけど……兄がやってたので……」 橋本「そうか……ん……野球は奥深いだろう?」 愛「はい。でも私、野球が大好きです。小さい頃からプロ野球中継とか見てましたし………凄く面白いですっ!」 ゲームは毎回全て同じ展開じゃない。 考えられないようなことが起こることがあるし、私はそういう試合を見る度、感動させられてきた。 橋本「…なるほどな。そりゃ、藤沢も大変だな。野球好きな彼女にダメだしを食らいたくないだろうし……ん……まてよ?これは使えるかもしれんな……」 そういうと監督さんは何か閃いたのかニコニコ笑い出した。 愛「使える?あの……監督さん?」 橋本「水月クン……さっき言っていたことだが……君に頼みがあるんだが……」 頼み? そういえば、来る時、何か頼みたいことがあるって監督さん言ってたけど…… 一体何なんだろう……
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