[CASE 1]

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――下田荘。 「チュンチュン」 鳥の囀りがこだまする――。 ここは[下田荘]。 ウェルチの祖母が始めた、築30年の女子寮である。 祖母はその女子寮をウェルチに託し、何処かへ旅立ってしまった。 ウェルチ「もうすっかり春だな~‥」 この場所で祖母に育てられたウェルチは、それ以前の記憶が全く無い――。 しかし、ウェルチはそんなこと気になんかしていないようだ。 ウェルチ「天気もいいし、庭掃除でもするか」 そう、過去のどんな記憶よりも大切な‥仲間達との思い出があるから――。
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