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それからしばらくは何気ないメールのやりとりが続きました。
付き合ってもいないのに毎日毎日メールして…今思うとよくあんなに頻繁にメールのやりとりができたなと本当に思います。
今ではメール不精なのに…若かったんでしょうね。
メールを初めてから二週間くらいたったころ、俊太が初めて
『会ってみたいな。』
と言ってきました。私たちは歳は同じだけど、高校は別々だったので、それまで一度も会ったことはありませんでした。
私も会ってみたい気はあったのですが、メールでしか知らない男性と会うのには若干の抵抗があり、迷いました。
そこで、友達も連れて行っていいのなら、という条件で俊太と会ってみることになったのです。
その条件を出す前に、私は真理恵に必死に頼み込んでOKをもらったんですけどね。
会う約束をしたのはお互いの部活が終わってからの午後7時ごろ、学校帰りのコンビニで。
会う日が近づくにつれて私は緊張し、そわそわする日々を送っていました。
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