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「本当に…嫌みしか言わないな、お前…。」
ジェノフォンがソレイユを軽く睨んだ。
「そんなこと言って良いのかな?俺、キミより七つも年上なんだけど。」
「オヤジ……。」
「なっ…!?それはないだろ!」
「止めなさい二人とも!本題入るわよ。」
アリルナがジェノフォンとソレイユの頭を叩く。
「宣言は聴いたね?これからはさらに厳しくなるわ。テロに対しても厳しくなる。」
でも…と、アリルナが続ける。
「私たちもこの時のために力を隠してきた…。」
「ああ、こっちも準備満タンだ!!」
ジェノフォンもヨーギもソレイユも揺るぎない瞳を遠くにあるであろう戦場へと向けた。
「国家反乱組織・AGRの出動よ!!」
「アッシビアの戦争宣言…。こちらも気が抜けんな、まったく。」
国軍大佐、ザン・ローウィンは忌々しそうに顔を歪ませた。
ミーシリア国もアッシビアの宣言を聴き徐々に動き出していた。
「失礼します。ザン・ローウィン大佐です。ガルカディア少将はおりますか?」
「ああ、いるよ。」
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