僕を支えた 母の言葉

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お母さん 僕とは血がつながっていなかったんだね そんな僕のためにお母さんは昼も夜も働いてくれたね そしてお母さんはいつも 言ってくれた 「おまえは素晴らしいんだから」って その言葉がどんなに僕を救ってくれたか どんなに僕を支えてくれたか あれから僕なりに成長し、 今は結婚して子どももいるよ 規模は小さいけど会社の社長になって 社員たちと楽しくやっているよ まだまだ未熟な僕だけど、僕なりに成長してきたと思う その成長した姿をお母さんに見せたかったよ 「おまえは素晴らしい」って言ってくれたお母さん その言葉は間違っていなかったっていう証拠を見せたかった そしてそれを見せられないことが 残念でならなかった だけど最近きづいたんだ お母さんは最初から 僕の素晴らしさを見てくれてたんだよね 証拠なんてなくても 心の目でちゃんと見てくれてたんだよね だってお母さんが 「おまえは素晴らしいんだから」って言うときは まったく迷いがなかったから お母さんの顔は確信に満ちていたから 僕も今、社員たちと接していて ついついその社員の悪いところばかりに 目が行ってしまうことがある ついつい怒鳴ってしまうこともある だけどお母さんの言葉を思い出して 心の目でその社員の素晴らしさを見直すようにしてるんだ そして心を込めて言うようにしている 「きみは素晴らしい」って おかげで社員たちともいい関係を築け楽しく仕事をしているよ これもお母さんのおかげです お母さん 血はつながっていなくても 僕の本当のお母さん       ありがとう
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