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「いや…応援が来ると信じていたからね」
メイは先程のラウルのぼやきに答えるように苦笑いを浮かべ、自分達を囲む騎馬団に申し訳なさそうに軽く頭を下げる。
すると、騎馬団の先頭を走っていた黒馬に跨る赤髪の青年が、馬から降りてメイの頭を叩いた。
「嘘こけ。一人で飛び出しといてよく言うよ」
その口調は呆れた様な物で、馬に跨る騎士達もいつもの様に、溜め息を吐いた。
その様子をこれまた呆れた表情を浮かべながらラウルは見、口を開く。
「で、アンタらサルディブ騎士団は何してる訳?」
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