第一章

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「レン!君はいつもそんな風に茶化して。それに、この人は……」 「ハイハイ、すみませんねー。で、誰?」 しかし、メイの咎めるような声にレンと呼ばれた赤髪の青年はこれまたやる気のない謝罪を一つ。 「ん?俺?俺はただの通りすがり」 そして、レンの問いにラウルが真面目な顔で答えた所で再び、メイがレンの頭を叩いた。 その様子はまるで漫才の様で、周りの騎士達が失笑を漏らした。
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